ChatGPT大規模障害、世界で数万人影響—90分間サービス停止
4月20日午前10時5分頃から約90分間、OpenAIのChatGPTで大規模な障害が発生。イギリスで8,700件、米国で1,900件の報告があり、会話機能やログイン、音声モードなど主要機能が利用不能となった。

大規模な障害が発生
2026年4月20日(日本時間午後11時5分頃)、OpenAIのChatGPTで大規模な障害が発生し、世界中のユーザーに影響を与えた。イギリスでは8,700件以上、米国では1,900件以上の障害報告がDowndetectorに寄せられ、ピーク時には報告件数が13,000件を超えるなど、広範囲にわたる障害であることが判明した。 ユーザーからは空白ページの表示、タイムアウト、ログインできない、メッセージの送受信ができないなどの報告が相次いだ。音声モード、画像生成、コーディングツールのCodexも含め、ChatGPTのほぼ全ての主要機能が影響を受けた。
POINT
OpenAIは「部分的な障害」として約90分間の障害を公式に認め、その後修復作業により大部分のユーザーに対してサービスを復旧させた。
OpenAIの対応と復旧状況
OpenAIは公式ステータスページで障害を認め、当初は「パフォーマンス低下」として分類していたが、後に「部分的な障害」に格上げした。同社は「対象サービスについて調査を継続している」との短いコメントを発表したが、技術的な詳細説明は限定的であった。 午後1時頃(米国東部時間)に緩和策が実施され、約30分以内に問題が解決された。OpenAIは午後0時48分(米国東部時間)に「復旧を監視中」と発表し、Downdetectorの報告件数も基準レベルまで戻った。
AITAKE編集部の見方
今回の障害は、AIツールへの社会的依存度の高さを改めて浮き彫りにした事象と言える。OpenAI単体で数億人のユーザーがChatGPTを利用し、無数の企業やアプリがそのAPIに依存している状況で、何か問題が発生すると影響が広範囲かつ即座に及ぶことが証明された。 OpenAIが4月初旬に8,520億ドルの企業価値で1,220億ドルという史上最大級の資金調達を発表した直後にこの障害が発生したことは、急速な成長に伴うインフラの課題を示唆している。今後のサービス安定性確保とユーザー体験向上が、AI企業にとって重要な課題となりそうだ。
Source: TechRadar